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2007年5月20日 (日)

道具を設計しよう: CrossConceptと自然言語処理

CrossConceptを例に、「道具を設計しよう、エージェントの前に」を、もう少し説明してみます。…CrossConceptがだいぶできてきたので、ここぞとばかりに(^^ゞ…

CrossConceptの手法が馴染んでくると、どんな自然言語処理が欲しくなるでしょう?

まずは、セルを自動的に埋めてくれる機能が欲しくなるのでは?例えば…

検索: クロス検索(?)

行・列それぞれの見出しを検索語・検索文として、AND検索して該当するセルに件数を表示します。

実際、こういう検索をする製品が既にありますね。

このような検索機能をいきなり提示するよりも、CrossConceptのような手法が定着してから、この手法を前提にする、あるいは支援するものとして、このような検索機能を提示する方がよいと、私は思います。

なぜなら、CrossConcept手法を適用するという目的があるので、どのような検索をすればよいか具体的なチューニングが可能だからです。

CrossConceptがなければ、分析ができますとしか言えませんでした。

要約: リスト要約

自動要約生成機能は、通常は要約を段落にまとめようとしますね。そうではなくて、リストにまとめたらどうでしょう?

ここでも、CrossConceptを適用するという目的があるので、リスト型要約の性能、というか品質を、より具体的に定義できます。例えば、リストがイコライザーとして機能すればよい。単語の羅列でもよい。リストの各項目が、クラスター化されたキーワードでよい。一方で、日本語として自然化?といった、文章としての品質は必ずしも高くなくてよい。

考える手法で使う道具

道具を設計するということは、その道具を使って何かを達成する、その手法を採用する、発見する、創造する、確立することになります。そのあとで、その手法のある部分を自動化しようとする方が、道具を経ずにいきなり、その何かを自動的に達成しようと取り組むよりも、役に立つものを作れるのではないか?と言いたいのです。


しまった、公開するのを忘れていた orz (2007-06-15)

このページは xfy Blog Editor を利用して作成したぜっ!

発言に迷彩を施す

CrossConceptは、他人の意見にかみ合うように自分の発言を構成する助けになる。当面は、そこを理解してもらうことが目標だけれども、まだその先があります。

かみ合わせる助けになるなら、かみ合わせない助けにもなる。ネットの掲示板を想像してみてください。

かみ合わせると、かみ合わせた相手の意見と強く結びついて見えるので、どの議論の流れ - スレッド - に乗っているのかという文脈を、読者に勝手に想起させる効果がある、…であろう。

他人の意見の他人とは複数いて、意見は複数ある。CrossConceptは自分の発言を複数の意見とつきあわせることができるので、あの人の意見にはかみ合わせずに、この人の意見にかみ合わせるということを、意図的におこなう助けになる、…だろう。

また、かみ合わせて賛成の発言を構成したり、かみ合わせて反対の発言を構成したりできる。賛成のふりも、反対のふりも、だ。

そういうことを組み合わせて、大勢の目、あるいは議論相手の目から自分の意図を隠しつつ発言する。その助けになる、…なってしまう…のではないか、CrossConceptは。

これは婉曲とは異なります。婉曲表現は、特定の相手に対して自分の意図が伝わることを最終目的とするが、迷彩発言は、特定の相手に自分の意図が伝わらないこと、自分というものを隠すことを主目的としている。

…バーチャルな情報をリアル環境に重ねることによって人物などを社会的に透明化する方法をここでは「社会的迷彩」(social camouflage)とよんでおきたい。

…いままで「図」として社会的に認知されていた物や人物が、何らかのバーチャル情報を重ねられることにより、「地」となり社会的に透明化するのである。…

…自分以外の人にとって重要な「自分について」のバーチャル情報を自分に重ねない限り自分自身の「社会的迷彩」は不可能であり、それを知ることは容易なことではない…

「第12章 メディア社会の未来 - 社会的迷彩」富田英典
富田英典、南田勝也、辻泉、2007、
「デジタルメディア・トレーニング - 情報化時代の社会学的思考法」有斐閣。

…というか、第12章しか、まだ読んでません m(_ _)m

このページは xfy Blog Editor を利用してMacBookで作成したぜっ!

2007年5月14日 (月)

Discussion ware

Discussion wareとは、意見を戦わせることを支援するソフトウェアのことです。従来の、特に電子会議システムやグループウェア(Groupware)、ナレッジマネジメント(Knowledge management)システムが共有を目指したのに対して、意見を戦わせることそのものを支援するものです。

これは、例えばCrossConceptをIM(Instant Messenger)に組み込んだものが該当します。ただその場にいて、面と向かって話すだけよりも、IM + CrossConceptや、プロジェクタでCrossConceptを表示しながら話した方が、会議の質と効率があがる、そういう道具のことです。

今夜か明日の晩には、CrossConceptのリストを編集できる版をリリースします。

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